Fairstart Global - JAPAN -
家庭外に置かれた子どもたちを養育する施設スタッフおよび里親のための「フェアスタートトレーニング」

セッション1. 学習および開発プロセスについて

はじめに

 

このトレーニングプログラムの開発と試行には、親許で暮らせない乳幼児の養育に携わっている欧州5ヵ国の里親が参加しました。
科学的な根拠や発達心理学の知見がプログラムの一部に組み込まれ、この知識を実用的な推奨事項や、良質の養育、提案、および実践の動画デモンストレーションという形で表現しています。
各トレーニングセッションを進めながら、このフェアスタートプログラムで提示されている内容と理論を学んでいきます。
各セッションの終わりに、そのセッションで学んだことをどのように実践するかを決めます。
このプログラムを通じて何を学んでも、里親としての実践をどう変えていくかについて計画を立て、それを日々の生活で実践しなければ意味がありません。


セッションの主題

第1回目のトレーニングセッションでは、スコアカードプログラムの基本的な考え方と要素、およびセッションでの取り組み方について説明します。
また、配偶者またはスーパーバイザーとのインタビューを行い、自分の人生経験からどれほど重要なことが学べるかを理解していきます。そこから得られた知識は、里親としての専門的な仕事に役立ちます。
また、このプログラムでは、専門的な養育理論のほか、スーパーバイザーまたはソーシャルワーカーとの相互協力について学びながら、各自に何が求められているかを理解していきます。

注意: ここでいう「スーパーバイザー」とは、里親の仕事について定期的に里親と連絡を取り、アドバイスや支援を提供する責任者のことです。 ソーシャルワーカー 」は、里子について法律面(委託先の決定、実親との面会頻度など)での意思決定をする公的機関の代表者のことです。

セッションの目標

  • トレーニングプログラムの仕組み、進め方、およびセッション間の実践について理解すること。
  • 自分の人生経験が、なぜ、貴重な専門知識のリソースになるかを理解すること。
  • スコアカードについて理解すること。
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