Fairstart Global - JAPAN -
家庭外に置かれた子どもたちを養育する施設スタッフおよび里親のための「フェアスタートトレーニング」
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セッション4. 病院モデル

セッション

セッションの主題

このトレーニングセッションでは、従来の養育実践に関する専門知識を学び、それをもとに、施設での今後の養育実践の発展に向けて考えていきます。従来の体制と古い価値が、乳幼児の愛着の形成と身体面での発達をどう妨げるおそれがあるかについて学びます。これらを通じて、従来の養育習慣が根付いた施設または里親家庭を認識し、新たな実践と価値の発展に向けた計画を立てます。

参考までに、セッション5では、孤児が不安定な愛着を形成する場合と、それに対処する方法について学びます。

セッション6では、養育における安全基地モデルについて説明します。このモデルは、質の高い養育を実践する組織になるために有用な数多くのアイデアを提供します。

セッションの目標

  • 従来の養育体制(「病院モデル」)について科学的見解について学ぶ。
  • 従来の体制が、どのように、社会的な剥奪、発達の欠如、および不安定な愛着パターンを引き起こすかについて理解する。
  • 日常的な養育を改善するために、マイナス要因のチェックリストを使用して、前向きな養育実践と価値を取り入れるための改革計画を立てる。

このセッションは、誰かを責めるためのものでありません。
施設スタッフや里親の仕事は大変なものです。このセッションが目指しているものは、新たな視点で養育の在り方を見直すことに焦点を当て、改善に努める養育者の取り組みを支援することです。多くの人が、病院モデルがもたらす負の影響を知らないままであり、必要な知識があってこそ、改善を試みることができます。

実践内容

  • 従来の養育習慣(病院モデル)の負の影響について科学的見解を理解する。
  • 職場での日常的な養育の在り方を見つめ、それが子どもの発達と愛着の形成にどう影響しているかについて考える。
  • 職場での養育に対する価値観を精査する。
  • 職場での実践および価値を精査して、見直す。
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