Fairstart Global - JAPAN -
家庭外に置かれた子どもたちを養育する施設スタッフおよび里親のための「フェアスタートトレーニング」

トピック:子どもたちの不安定な愛着パターン(回避型、両極型、または無秩序型)と養育者の行動

ここで、乳幼児期に安定した養育を受けた子どもたちがどう行動するかについて、セッション3で学んだことを思い出してみましょう。

  • 養育者が安全基地となっていた場合、生後0~2歳ごろまでの子どもは、その養育者がそばから離れると、悲しくはなるけれども、それは一時的で、その子はすぐに、養育者のもとから離れて、遊戯や探索をして長い時間を過ごすようになる。
  • やがて、自立心が芽生え、自分や周囲を肯定的に捉え、必要なときに助けを求めるようになり、仲間や養育者との一定のつながりをいくつか持つようになる。

最初の養育者との不安定なつながりを示す、3種類の愛着パターンがあります。

ここでは、施設の子どもたちの行動を考えながら、不安定な愛着パターンについて学んでいきます。理論的な説明の後、スタッフが子どもたちのそばを離れるとき、またはつながりを持とうとするときに、子どもたちが、どう反応するかについて話し合います。

トピック:子どもたちの不安定な愛着パターン(回避型、両極型、または無秩序型)と養育者の行動

では、不安定な愛着行動の3パターンに注目し、各パターンの認識の仕方と対処の仕方について話し合います。

ここに挙げられている愛着行動の説明は大まかなものです。実際に子どもたちに見られるのは、各パターンの特徴的行動の一部です。

下図は、健全なものを含めた4パターンの愛着行動です。

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