フェアスタートのトレーニングプログラムへようこそ!
社会的養護下にある子どもたちのための専門的な養育スキル向上
施設、孤児院、里親家族のためのプログラム
フェアスタートプログラムとは
プログラムの利用について
このプログラムは無料で使用できます。 インターネット接続があれば、いつでもご利用になれます。 このプログラムは、予算的な負担を増やすことなく導入できるように工夫されています。ケアの質を高めることがこのプログラムの狙いです。 このプログラムの使用にかかる唯一の「コスト」は、個人または組織としての「時間」です。原理を学び、実践することに費やす時間です。
- ステップバイステップのガイドに沿ってプログラムを進める。
- 最初にそれぞれの実践活動の位置づけをして、目標を設定する。
- 孤児養育の歴史と方法の発達について理論を学ぶと同時に、 各施設において、品質標準を参考にしながら、学んだ原則を地域固有の実践に変える方法を策定する。
- その中で、地域の専門家ネットワークへの参加やネットワークの新規設立を通じて、地域との協力体制作りに取り組む。
フェアスタートプログラムは、施設スタッフや里親をサポートし、親許で暮らせない乳幼児の養育に関する知識ならびに実践開発を支援します。 公立または私立施設、里親家庭など、子どもの福祉施設に携わる リーダー、里親/養子縁組マネージャー、科学者、教育機関、プロの養育者を応援します。
使用方法
- このプログラムは、使いやすいように最適化されているほか、トレーニングが日常的な生活の一部になる仕組みになっている。このプログラムを使用するために、遠くまで出かけて行ったり、仕事を中断したりする必要はない。
- このプログラムの実施には、スタッフ向けに1回2時間のトレーニングセッションを合計15回確保する必要がある、通常のスタッフミーティングに組み入れるなどして、週に1回または月に1回の間隔で都合のつくタイミングで実施する。
- ウェブサイトを開いて、セッション1から順番に進めていきます。参加者が少人数の場合は、コンピューターの画面を一緒に見ながら進めていき、大人数の場合は、プロジェクターなどを使用することが推奨される。
- 各セッションでは、子どもの養育について理論的なことを学び、それが実際の子どもたちの生活にどう関係しているかについて理解を深める。また、理論や実践に関する事例の数々が動画で紹介されている。
- 参加者は、セッションの時間内に改善のための日常的な取り組みを計画し、次回のセッションまでの間、その実践に取り組む。各セッションの始まりには、前回のセッションからの実践成果について話し合う。このようなことを各セッションで繰り返しながら、施設の置かれた状況に即したトレーニングプログラムと日常実践を徐々に作り上げていく。
これは、施設のリーダーや里親家族団体のマネージャーのためのハンドブックです。このハンドブックは、リーダーやマネージャーが施設の状況を掌握し、トレーニング実施に関わる事務的な側面を支える上で役に立ちます。例えば、セッションの時間と場所の決定といったことが挙げられます。
セキュア・ベース・インストラクター(任命する場合)は、小規模の施設においては、リーダー、マネージャー、教育機関などが、通常の管理業務に加えて、このインストラクターとしての役割を兼ねても構いません。このハンドブックには主に、各セッションの進め方(準備の仕方)をはじめ、スタッフの動機付け、学習支援、および養育実践に役立つアドバイスが記載されています。
プログラムの開発者
このトレーニングプログラムは、欧州委員会(European Commission)の支援を受けて開発されました。
このプログラムの内容は、この分野に長年の経験を有する心理学者、欧州の里親家族および孤児院のリーダー、孤児院のスタッフ、ICT(情報通信技術)の専門家、学習プロセスおよび評価の専門家、教育関係者といった、プロジェクトに参加しているさまざまな分野の専門家との密接な協力関係のもとで開発されました。 また、プロジェクトグループ外の児童心理学者、スタッフ、リーダーといった専門家にも可能な限り協力を求めました。
このプログラムに関するご質問、サポートは、ホームページの「お問い合わせ」より、お気軽にお問い合わせください。