里親養育の専門家は実践者であるあなたです
このプログラムの開発に学者や里親が携わったからといって、里親や里親家庭の事情がみな同じというわけではなく、 里子の一人ひとりにも個性があります。 学者は、里親養育に共通するさまざまな知識を提供することはできますが、託された里子と日々をともにする里親自身が、その子の養育の専門家ということになります。 このプログラムは、教えられたことを実行するというだけのプログラムではないため、専門の知識を身に付けながら、それをどう活用するかを考え、里親自身が独自の実践モデルを前向きに築いていくことが求められます。 このような責任感を持つことで、仕事への関心が一層高まることでしょう。
相談できるスーパーバイザーまたはソーシャルワーカーの存在
場合によっては、養育のための支援やトレーニングが必ずしも提供されず、里親家庭の地理的条件などにより、何らかの問題に遭遇してもすぐにアドバイスを受けられないことがあります。 このプログラムは、スーパーバイザーと協力しながら使用するよう開発されていますが、そうすることが難しい場合には、独自に進めていくこともできます。 その場合は、配偶者が仕事のパートナーとなり、夫婦で協力することをお勧めします。 これは家族の絆を作る最高の機会になります。