オンライントレーニング「施設スタッフ編」
施設スタッフ専用トレーニング
施設スタッフ専用のトレーニングは、実施しやすさを重視して開発されました。 日常的な仕事の一部に取り込んで実践するトレーニングであるため、 仕事の手を休める必要はありません。
スタッフが何を実践するかを具体的に計画する手段として、1回あたり2時間程度のトレーニングセッションを合計13回確保する必要がありますが、これは通常のスタッフミーティングなどに組み込んだり、時間を延長したりするなど、都合のよい時間に実施できるものです。 可能であれば、このトレーニングセッションを3週間に1回の頻度で実施することをお勧めします。
まずは、リーダーとインストラクターが「スコアカード」を使用して、トレーニング開始前の現状把握を行います。それが整うと、「セッション1」を開始できます。 トレーニングの参加者人数が多い場合は、プロジェクターを使用してセッションを進めることをお勧めします。少ない場合は、コンピューターの画面を一緒に見ながら進めても構いません。
各セッションでは、子どもの養育について理論的なことを学び、それが実際の子どもたちの生活にどう関係しているかについて理解を深めます。 また、その様子や事例を写真や動画で紹介していきます。
各セッションの後半には、スタッフは、グループに別れるなどして、改善に向けて日常的に実践することを決め(実践計画)、それについて、次回のセッションまでの間に取り組んでいきます。 各セッションの始めに、前回のセッションで決めた実践計画の効果を確認します。 このようなことを各セッションで繰り返しながら、施設の置かれた状況に即したトレーニングプログラムと日常実践を徐々に開発していきます。
また、各セッションの進行役であるインストラクターや施設のリーダーのためのマニュアル(ハンドブック)もあります。 このハンドブックには主に、各セッションの進め方(準備の仕方)をはじめ、スタッフの動機付け、学習支援、養育実践の開発に役立つアドバイスが記載されています。