トピックA: 子どもたちへの性教育をどう行うか
性への関心は人間の本能的なことであっても、子どもたちと接する養育者の当然の仕事の一部として、性的関心と性行動についての知識を持つということには、正当な理由が数多くあります。
インタビュー
(30分間)性教育という憂慮に対処する最善の方法は、性行動と情報について自分自身が幼児期に経験したことによって、自分自身がどのように影響を受けたかを理解することです。
2人一組になって、各10分間、お互いに以下のことについて質問・回答します。
- 大人(例えば、両親)の性行動に最初に気づいたのは何歳のときか。
- 他の子どもや10代の若者の性行動に最初に気づいたのは何歳のときか。
- それにどう影響されたか(好奇心、喜び、恐れ、恥など)。
- 家庭や学校、または友だち同士で、性行動と避妊について、どのような話をしたか(それとも何も話さなかったか)。
- 育った地域の文化において、性行動と避妊は、恥、罪、否定といったことに関連付けられるものであったか。
- 性行動と予防措置について、両親または先生からどのように教わったか?
- 自分や友だち/仲間にとって、教えられたことの影響力はどのようなものだったか(その後、何か変わったか)。
- 避妊について知らない友だち、または避妊することが禁じられている友だちはいたか。 それが原因で、その友だちの生活や健康にどのようなことが結果として起こったか。
反省と話し合い
(30分間)自分の幼少期の経験を思い出しながら、以下のことを考えてみます。
- 性的行動について、子どもたちが必ず知らなければならないことは何か。
- 性教育をするのは、何歳が適切だと思うか。
- 養育者として、どのような実践を通じて、子どもたちにこの情報を提供すればよいか。
- (健全な養育者としての行動が子どもたちや若者に性教育をする際にも適用できるということを踏まえて)養育者(スタッフ)は、お互いにどうすれば、不快な思いをせずに冷静に協力できるか。