Fairstart Global - JAPAN -
家庭外に置かれた子どもたちを養育する施設スタッフおよび里親のための「フェアスタートトレーニング」

トピックD: 性交渉についての指導と話し合い

この対話の目的は、10代の若者が性交渉の健全な管理について理解できるように手助けすることです。

  • 成長とともに、異性とどのような関係を持ちたいか。 結婚を望むか、それとも独身でありたいか。 その理由は何か、またはそうではない理由は何か。
  • 大人になったら、自分の子どもが欲しいか。 その理由は何か、またはそうではない理由は何か。
  • (10代の若者にインターネットのアクセスがある場合、または携帯電話を持ち歩いている場合) 性交渉についてインターネットから何を学習したか。 10代の若者の多くがインターネットを使える環境にあるため、ポルノサイトや出会い系サイトを閲覧したことがある可能性がある。

以下の質問は、感情的なつながりの一部としての正常な性的関心とは何か、女性の搾取(売春)や異常行為とはどんなことであるかについて話し合う機会を与えます。 また、性的な妄想を抱くことは誰にでもあり、それは異常なことではないということ、さらに、妄想と恋愛関係で実際にすることとの間には、大きな違いがあるということを教える機会でもあります。 10代の若者の多くは、急速に身体が成長することから、身体的および精神的に異常になることに不安を感じます。 そのため、正常であるための性教育であるという説明をすることで、子どもたちを安心させることができます。

  • 両親の生活を振り返ったときに、子どもを持つということをどう思うか。

以下の質問は、子どもたちの両親が若く、母親があまりにも若い年齢で妊娠したこと(該当する場合)、両親は、そうならないようにすること(避妊)を知らなかったがために、大人として成長する前に子どもを養う立場になったこと、虐待により、両親の子どもへの愛情が破壊されてしまったことなどを踏まえて、子どもたちが、健全な付き合いをして、安定した環境で子どもを育てるには、何が必要かについて話し合う機会を与えます。

  • 自分の両親の過ち(苦労)を繰り返さないようにするには、どうすればよいか。 自分は何歳で子どもを持ちたいか。 自身の人生において何をすれば、子どもを育てられるくらいに自分を強められるか。 自分を支えてくれるパートナーは、どのような人であるべきか。

これは、「生涯の夢とそれを手に入れる方法」と題した将来設計について、10代の若者一人ひとりが取り組む機会になります。 10代の若者が現実的な計画を立てられるよう協力し、その計画について話し合いをするとよいでしょう。

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