トピックA:発展プロジェクトの評価
協力して取り組んだ仕事を評価する方法は2つあります。
(1)フェアスタートプロジェクトの基準とスタッフの仕事を比較する方法。これは、このプロジェクトの基準に、どの程度到達できたかを示します。ただし、フェアスタートプロジェクトは、健全な養育組織のための基準と対策のみを提供しています。
そのため、2つ目の評価も、1つ目の評価と同様に重要です。(2)プロジェクトについて施設で協力し合い、どのような養育文化を築くことができたかを話し合う方法。例えば、仕事に新たな価値を見つけた、子どもの養育において何が重要であるかを異なる角度で捉えるようになった、仕事について協力し話し合う方法を再編できたなど。
このセッションでの作業は、現在の自分の仕事を、リーダーとインストラクターがプログラムを開始したときに作成した評価と比較して、職場において協力して築いてきたモデルと成果について話し合うことです。
場合によっては、推奨されたすべての目標を達成することができなかったり、施設/里親家庭の発展のための良い方法を数多く容易に見つけることができたり、スタッフのアイデアのいくつかが、このプログラムで提案されたことよりも効果的であったりしたことがあるかもしれません。また、このプログラムの開発者には、地域固有のプログラムにどう調節するのが最善であるかについては全くわかりません。そのため、自分たちで自分たちの評価をしなければなりません。
まず、リーダーの視点から気が付いたことを聞き、このプログラムへの取り組みが適切な職場環境の発達に貢献したかどうかを考えてみます。
プログラム中の協力体制の発展について評価する
30分間
まず、これから行う作業のために、発言や考えを記録する書記係を決めます。
リーダーは、プログラム開始当初に記入したリーダー専用のスコアカードの内容と、このプロジェクトを通じて職場の環境にどのような変化がみられたかについてプレゼンテーションを行います。プレゼンテーション後、それについて話し合いをします。
プロジェクト開始前に、施設の職場環境について評価するスコアカードがリーダーに提供されました。これは、子どもの養育の発展は、組織的な協力があってこそ実現するものだからです。リーダーは、当初のスコアと、このセッションを開始する前に改めて採点したスコアを発表します。スタッフとインストラクターはこれをしっかり聞いてください。
セッション 14 専用のスコアカード
「プロジェクト開始当初と現在の発展状況に関する組織としての土台」