セッション10. 健全な愛着形成のための家族のようなグループ作り
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セッション
セッションの主題
セッション9では、日課的な仕事の中でのつながりを教える仕事を推進することについて、養育者と子どもの個別のつながりを支える方法と子ども一人ひとりの「親代わり」の役割を考えることに取り組みました。
また、少数の安定した養育者が特定の子どもグループを日中に担当するための勤務表の立て方についても検討しました。
このトレーニングセッションでは、養育者と子どもの個別の関係という視点だけではなく、グループという視点から日課的な仕事とつながりを教える仕事の改善に取り組みます。
施設で子どもたちが受ける養育はしばしば受動的なものとなりがちです。施設内の社会的(家族のような)グループにおいては、そのメンバーにも他のメンバーとのつながりに対する義務と責任があります。
そのため、このセッションで重視する点は、家族のようなグループの健全なグループアイデンティティと文化の築き方ということになります。
セッションの目標
このセッションの目標は、長期的に生活をともにするグループの意欲的かつ価値あるメンバーであるという実感を子どもたちが持てるよう支える方法を見つけることです。また、グループとしてのアイデンティティ、グループの役割および境界を確立するためのサポートもこれに含まれます。
実践内容
- グループの視点から子どもたちと接する
- 遊びと学びの安全基地となる家族グループを作る
- 子どもたちがグループでの社会的役割および機能をみつけられるよう支援する
- 社会的包容、相互の節度および影響、親近感および友情といったグループとしての成長に関する3つの社会的側面について、子どもたちが学ぶ空間(機会)を与える