トピック B:養育者チームおよびつながりを教える仕事1/2
専門的役目:長期的な社会的つながりを与えること
プロとして、子どもたちの社会的絆の形成を促し、個人的なつながりを仕事として扱うことが重要です。場合によっては、子どもたちと精神的に関わりを持つことにストレスを感じたり、そうならないように最初から個人的なつながりを持つことを避けたりする養育者もいます。このバランスを取るのは難しいことですが、必要なことです。専門養育者は、(セッション3で学んだように)子どもの愛着感の形成を促し、大人として、子どもの身になって子どもの気持ちを理解します。また、仕事としてのつながりというスタンスを維持しながら、子どもたちが個人的な絆を感じられるようにします。
子どもが施設で暮らしている間、一貫して、同一の養育者がその子を担当する安定した居場所にするにはどうすればよいのでしょうか。
子どもが安心し、守られていると感じられるつながりを提供し、子どもと大人の本来のつながりがどのようなものかを学べるよう手助けするには、どうすればよいのでしょうか。
安全基地 「家族モデル」 の実施方法
長期的な養育者と子どものつながりを育むには、日課と勤務スケジュールのまとめ方を見直して、必要に応じて立て直します。セッション7「安全基地モデル」では、シフト制という勤務形態で日中に一貫した養育者を子どもたちに割り当てるにはどうすればよいかについて話し合いました。現段階では、依然として話し合いを続けなければならない場合もあれば、既に、家族のようなグループという枠組みが決定している場合もあることでしょう。
長期的につながりを教える仕事をするために必要なものとは何かについて、いくつかの提案と事例を紹介します。これを一通り把握した後、話し合いをします。改善に向けた提案がある場合には、施設のリーダーもこの話し合いに参加するとよいでしょう。続いて、次回のセッションまでに、ここで紹介された提案の中から、自分のプロジェクトに最も重要だと思うものをいつくか選択します。必要に応じて、ここでの提案を振り返り、アイデアを追加してください。