Fairstart Global - JAPAN -
家庭外に置かれた子どもたちを養育する施設スタッフおよび里親のための「フェアスタートトレーニング」

トピックA:日課的な仕事とつながりを教える仕事 2/3

この「日課的な仕事」と「つながりを教える仕事」という2種類の仕事のバランスを取るのは容易なことではでありません。

では、ここで、日課とつながりを教える仕事のバランスの取り方に関する3種類の動画を見てみましょう。どの動画も同じ作業をしていますが、養育者の子どもとの接し方が異なります。

この女性は、日課的な仕事に集中していて、おむつを替えているときに、あまり子どもと心を通わせようとはしていません。おむつを短時間で替えて、次の子へ進みますが、子どもは誰かと心を通わせるということについては何も学んでいません。

この女性もおむつを替えていますが、それと同時に、赤ちゃんに頻繁に話しかけて、赤ちゃんの気を引こうとしています。そのため、仕事のバランスが取れています。おむつを妥当な時間内に取り替えて、子どもに刺激も与えています。

この女性は、心を通わせることに集中しています。まるで、おむつを取り替えるという仕事を忘れてしまったかのようです。しかし、その一方で、この子は、集中すること、喜びを感じること、人と触れ合うことをたくさん学んでいます。おそらく、この3人の女性の中で、人とのつながりについて最も多くのことを子どもに教えているのは、この女性でしょう。

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