Fairstart Global - JAPAN -
家庭外に置かれた子どもたちを養育する施設スタッフおよび里親のための「フェアスタートトレーニング」

理解度チェック

  1. どうすれば、愛着行動を認識できるか。
  2. 何をすれば、子どもに安全基地を与えることができるか。
  3. どのように教えれば、子どもが、あまり不安を抱かずに、養育者から離れられるようになるか。
  4. どうすれば、愛着行動を認識できるか。
  5. 探索行動が子どもの成長にとても重要な理由は何か。

提案(実践計画のヒント)

ビデオに登場する「安全基地」の保母さんは、同じ場所に留まっているため、安全基地を作っていることになります。保母さんがあまりその場所から動かないため、子どもたちは探索を始めます。これを参考にしながら、子どもたちとのアクティビティにおいて、どうすれば安全基地を与えられるかについて話し合います。

続いて、グループ内での自分の日常的な仕事の習慣について話し合い、愛着と探索の重要性を理解した今、子どもたちの日常的なしつけにおいて改善したいことはあるかどうかを考えます。

改善したいことがある場合、何を今までとは異なるやり方にするのか、いつからそれをするのか、成果が得られたかどうかを知るにはどうすればよいかについて、計画を立てます(今までとは異なるやり方にする前と後の様子を、カメラで録画することは可能かどうかなど)。これらの異なるやり方での活動のまとめ役を誰にするかについても決めるとよいでしょう。

実践計画 - 次回のセッションまでの間に実践すること

  1. 例えば、

    a. 養育者がそばから離れようとする際に愛着行動で反応する乳幼児の様子を撮影する(数分程度)。

    b. 安全基地として振る舞う養育者の様子を撮影する(数分程度)。

    c. 離れようとする養育者に対して、他の子どもはどう反応するかを撮影する(しがみつく、探索を始める、這い出すなど)。

  2. a~cの担当者(実践者と撮影者)を決める。
  3. 撮影する日時を決める(日中に、上記の様子が見られるタイミングなど、都合のよい時間)。
  4. 施設のリーダーに、子どもたちの様子を撮影することを伝え、必ず了解をもらう。
  5. 関係者のみがこの撮影記録をみられるようにするにはどうすればよいか考える。
  6. 撮影記録を後で見るために、安全に保管しておくにはどうすればよいかを考える(例えば、パスワード制限)。
  7. 撮影記録は、施設のコンピュータに保存し、撮影に使用した携帯電話やビデオカメラから、その記録を必ず削除するよう徹底する。

自己評価

選択問題(合計10問)を使用して、セッションで学んだ「愛着理論の基本的な理解」について確認します。これは任意ですが、セッションを通じて取り組んできたことや学んだことを復習する良い方法です。

オンラインバージョンはオフラインでも動作するため、アドレスをブックマークしておいて、後で時間があるときに個別に復習することもできます。

印刷用のPDFファイルが開きます。各ページの一番下に答えが記載されていますので、配布の際はご注意ください。

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